• 社員ブログ

今年も本社のベランダから満開の桜を堪能することができました。
青空の下で葉桜の気配も少しありますが、おおむね満開!絶景です!!

ところで日本人は昔から桜について多くの歌を残していますが、私の一番好きな桜にまつわる歌をご紹介します。

『み吉野の 高嶺の桜 散りにけり 嵐も白き 春のあけぼの』

こちらは新古今和歌集にまとめられている後鳥羽院の歌です。
この歌を詠むと、風に吹かれた桜の舞い散る様が白い嵐のようで、花びらの嵐に自分が巻き込まれたような気持になります。
たった31文字で目の前に光景が浮かぶような歌を作れるなんて後鳥羽院の豊かな感性が伺えますよね。
ですが実はこの歌、屏風に描かれた桜の絵を見て読んだ歌らしいのです。

というわけで実物を自分の目で見なくても桜の良さには変わりないことを後鳥羽院から教わったので、
今年のお花見は自宅のテレビから桜花賞の中継で映る阪神競馬場に咲く満開の桜で済ませました。

ブログ担当:船越

お問い合わせ